2012年4月7日土曜日

めじろ、むくどり。

ただいま都内におります。
しばらく東京<>北海道行き来生活となります。
ちょっと今まだ落ち着かない状態が続いてますので
こちらの更新が滞ってますが、
元気なんだろうか?と思ってくれた方はコチラのエトブン社絵草紙ブログ
をみてみてくださいませ。

札幌は4月なのに雪なのだとか。
エゾアカガエルの産卵はいつごろになるのでしょう。
こちらはもう桜が咲いています(見てないが)。
近くの街路樹にはメジロが来ていましたよ。
ウグイスよりもウグイス色でした。


地面ではムクドリらしき鳥がのしのし歩いておりました。写真がひどいけど。

宣伝:
JR誌の「列車にゆられて会いに行こう ほっかいどうイキモノート」の
連載が、おかげさまで継続となりました。
読んでくれたみなさん、取材でお世話になったみなさん、
ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
ちなみに4月号は北大総合博物館をたずねていますよ。



2012年3月10日土曜日

旭川へ。

せんじつ、旭山動物園に行ってきました。
取材です。
ワタシと、同行で同業のNさんは動物よりも
アベ先生の絵ばかり激写していた。いいなあ。いいよねえ。
なんのイキモノを取材したかはまだお楽しみですが、
ひさびさだったので取材対象じゃない生息の動物も観賞。
新しくなった両生類爬虫類館、いいですね。
こぢんまりながら滞在時間が長くなる工夫がいっぱいです。

くふう:アマガエルがあちこちにいるゾーン。
いる場所によって体色の変化がよくわかる。ガラスにもひっつける吸盤足。

くふう:あ、頭上にアオダイショウが。
志村後ろ的要素がたまりません。うんこ注意。
旭川ということでびびってましたが、
なんともいいご陽気でしたね。動物たちは、よく眠り、
よく暴れ、よく隠れ、よくにらみ、よく食べておりました。


ちらりと見てます。
シロフクロウは見た目でオスメスの違いがわかるらしい。これは黒っぽいからメスか。 
かい〜の。便利な丹頂部分のようです。
毎度、観客から「あれは何だ」というつぶやきが聞こえる
キングペンギンのヒナ。

でかい。

しかも

目つきが相当…鳥っぽい。鳥だけど。

それでもまだまだ甘えっ子。な、雰囲気。

とまあ、まだまだお話はつきませんが、
今日はこの辺で。それでは、アディオス・カピバラ〜。
(冬季なのでカピバラの展示はありませんでした。屋内でステージ出番前の控え室内の
ごとくくつろいでいるクモザルは見られます。私らが入ると急に
クモザルっぽい動きをしだしたので、外でのアレは演技かもしれません)




2012年1月26日木曜日

コミタンのこと。



コミミズク(小耳木菟、Asio flammeus



フクロウの仲間で冬鳥。
体長は30cmちょっと。小さいし、かわいい顔をしている
けれど、れっきとした猛禽類。草原や湿原で獲物を狩ります


で、この個体は釧路市動物園でフリーフライトを担当している
コミタン。メス。
前にここを訪れた時、園長さんにごあいさつしました。
すると後ろで飼育員さんが
「気づいてない」「気づいてないよね」
って笑ってる。
へ?


と目の前におっかない顔してコミタンがじっとしてました。
気づかなかった。
そう、
コミタンはたいてい園長さんの机側の止まり木にいます。


別に一日園長をしているわけではなく、
ヒトに少しでも慣れさせるため。


湿原で生きていたコミタン(当時は名もないコミミズク)、
ある日(おそらく)民家の壁に激突して
動けなくなっているところを保護されました。
なんとか再び羽ばたけるように…と、フリーフライトで
リハビリ。猛禽類を飛ばすのは相当たいへんだったと思います。
でも、そのコミタンでの経験が次の保護個体に生かされて
いるそう。


この写真は二度目におとずれたとき。
耳のような小さな羽角が立ってます。これが小耳の由来みたい。
小さな耳をおったてて、彼女は怒ってます。
何コイツ、見かけないわね、
あんまり近づかないでよ、
「シャー!シャー!」
猫みたいに威嚇されました。
なんだよー、ちっちゃいクセに−。
と、思って不用意に手でも出そうもんなら、
彼女のひと噛み、もしくはワシヅカミで
きっとすっごい痛い目に合うんだろうな。


いくらフリーフライトしていても、
基本、ヒトにはなつかないんです。猛禽類は。
飼育員さんに慣れてきただけ。




そして基本、ワタクシはあんまり名前のつけられた個体に
思い入れしないようにしています。
ふだんは。
でもねえ、こう威嚇されたりしてしまうと


たまらんです。
もともと猛禽類好きというのもあるけれど
「コミタン」に愛着を持ってしまった。まいったな。


と、この怒り顔のコミタンを見た某先生が
「コミタンに似てますよね」とワタシの顔見て
言ってました。
って、どこかに書いたらそれ見た人も
「似てるよね」
とのこと。
なんだろ。どこがだろ。
まあ、何となく察しはつくけれど。


ギャー
とコミタンはしきりに鳴いていたな。
ワタシも時々ギャーっていいたい時があるけどね。


コミミズク(円山ではユーラシアワシミミズク)のフリーフライト、
見る機会があればおすすめします。
本当に、音を立てずに
飛ぶんです。



2012年1月4日水曜日

本年もニョロしくお願いいたします。

がしょーーーん。

昭和な感じで明けましておめでとうございます。
札幌から江別方面を望む初日の出。

さくねんは、

円山動物園で初詣し、リハビリテーター講座で
マガモ(♀)のたぷたぷオナカに感動し、
念願のエゾシカ猟に同行、JR誌の連載のおかげで北海道各地に
出没し、愛ナメクジ・デンデを見送り、粘菌飼育に失敗、
関東の鷹匠さんにやっと会い、エゾシカフェにやっと行き、
個展でタカとシカを見てもらい、円山の新爬虫類館に
感激、AFCプレミアムプレスの連載ではまさかの花嫁修業的
レシピページ担当、花嫁修業つながりでおたる水族館にて
ホッケを切り、トドプールでホッケ投てきするところが
道新ニュースかなんかで流れてしまい、セイウチにキスされ、
名古屋港水族館で待望の皇帝ペンギンに対して
意外に小さいなと言ってしまい、スナメリのおでこに
恐怖を感じ、名古屋市科学館で世界一のプラネタリウムに
入ったモノの寝落ち、栗山でコウモリのお兄さんと
コウモリを探して感激し、ヘビのお兄さんと新爬虫類館を歩くことが
できて感激し、釧路市動物園でシマフクロウににらまれ、
園長横止まり木にいるコミタン(コミミズク)にヒトメボレし、
ヒグマにおびえ、エゾリスに伴走され、フクロウのお兄さんと
森散歩を楽しみ、クマゲラに「うわ〜」と歓声をあげたりしながら
一年が過ぎました。
あ、
まだら色のエゾユキウサギは大きかったな。

今年の幕開けは、

 元旦から長蛇の列に加わり、
 手水場でスリに気をつけろと言われつつ、
おおぜいの皆さんといっしょに健康と元気を願い、
おみくじを引き(その模様はこちら http://etobunsha.exblog.jp/17032385/ )、
三が日は無料という円山動物園へ。
(ああ、その分募金したらよかったな。失敗。次回か)
 札幌のキャラクターが、やや集合。
どうしたんだ?手犬が棒立ち(手稲の犬)。
東区のタッピーがさみしそうに見えたので
「タッピー」と呼んだらこの表情。

さくねんの干支、おつかれさまでした。エゾユキウサギ


フリーフライト担当はユーラシアワシミミズクのフクちゃん。
無音の飛行はさすがだ。ギャーって鳴いてた。フィフィとも。
やや手ぶれ動画ですが。
最後まで見るとフクちゃんが怒ってます。
指示通り動いているように見えるけれど、そこはモーキン。
なついているわけではなく、止まり木を猟場と思って
行動しています。鳴いているのは「もっと馬肉くれ」との
アピールのようです。
フリーフライトと言えば、

トビ。トヤ(換羽)で準備中のデューク(♂)はあと少しで
フライトに復活登場する模様。カラスにちょっかいかけられて
いました。
 ベビーたちの様子も確認(自分への義務)。すこしずつ大きくなっていますね。
ヨウスコウワニ(こどもは模様がある)

巳年じゃないけど
シマさんがいい顔してました。
シマヘビ(シマ薄いけど…ですよね?)

今回紹介した中で北海道に生息しているのは
エゾユキウサギ
トビ
シマヘビ
タッピー
です。

辰年の書き初めイラストはこちら

今年も好き勝手描いて書いていきますが
どうぞお付き合いくださいませ。




2011年12月24日土曜日

ベルクマンの法則を体感する。<追記しました


Bergmann's rule
エゾシカ(蝦夷鹿、Cervus nippon yesoensis
エゾヒグマ(蝦夷羆、Ursus arctos yesoensis
トナカイ(馴鹿、Rangifer tarandus


哺乳類などの恒温動物の同種は北に行くほど体が大きくなる。
これをベルクマンの法則といいます。

わかりやすいのがニホンジカ。
大人のオスを比べると、南国慶良間諸島のケラマジカは
30kgくらい。
奈良公園のホンシュウジカで80kgくらい。
我らが北海道のエゾシカがニホンジカの亜種では最大で
150kgなんてのもいる。

クマもそうですね。
マレーグマよりツキノワグマ、それよりヒグマが大きい。
ホッキョクグマはもっとおっきい。
どしてか?

体表の面積と体積が大きくなるほど体温を保持できるという
ことなんですね。
修正:記憶ちがい。面積が大きいんじゃなく、体が大きくなると
体重に対する表面積が小さくなるってことみたい。

えーと、この釧路のエゾヒグマ氏、
かわいい顔してスヤスヤですが確かこの日は
氷点下キンキン。大きな体と毛皮のチカラはすごいもんです。

でもこの面積とか体積の話が今イチ
伝わらなかったワタクシ。大きかったら
冷気に触れる面積増えるんじゃないのー?なんて
思ってました。
どうやら割合は小さくなる

が、すぐに納得の出来事が。

大きなお風呂の方がいつまでもあったかい。

つまり、
うちのせまい体育座り風呂はすぐぬるくなる。
ざんねんです。
ああ、足ののばせるお風呂に入りたい…

湯飲み茶碗より用務員室のヤカンのが
冷めにくい。
てことですな。

というわけで、エゾシカ級お風呂の方も
うちみたいなヤクシカ級お風呂の方も

Happy Holidays !! 
あたたかく素敵な休日を。
トナカイ(釧路市動物園)。アイヌ語のトゥナカイが由来。
間宮林蔵の樺太探検記にも書かれているのだとか。
生息域は北極圏らしいから、家畜としてこちらまで来ていたのか?
そしてトゥナカイの意味は?
もしご存じの方、よかったら教えてください。
エゾシカばかり見ていると、まるいお鼻のトナカイさんは
かわいく見えますな。
足はシシガミ様みたいだけど…
ここから追記>ーーーーー
というわけで、体積についてはお風呂とヤカンでイメージできたものの
表面積で「?」となっていた超文系人間を見るに見かねた近親者から
サル(ワタクシ)でもわかる解説が届きました。


正方形で考えてみよう!
一辺が1cmの正方形で立方体をつくると、
体積は1×1×1=1立方cm、表面積は1×1×6面=6平方cm。
一辺が倍の2cmになると、体積は2×2×2=8立方cm、
表面積は2×2×6=24平方cm。つまり、体積は8倍で、
表面積は6倍です。

でも重さで比べるのは要注意とのこと。70kgの引き締まった人と
70kgのぶよぶよした人、大きいのは、ぶよっとクンだ。


いやあ、こう段階をつけると、大きくなれば表面積の割合が
小さくなるんだってイメージできるのに、段階を踏もうとしない
感覚人間。こうやって支えられて生きています。




2011年12月19日月曜日

イキモノ語録。とタンチョウを見て。

野生動物に近づける動物園だけど、
野生動物と距離をおくことを教える場所でもあるべきと思う

先日、円山動物園で吉田先生がこんなことを言っていた。
ものすごくうなずいちゃった。

釧路市動物園のタンチョウ保護施設
その翌日、釧路市動物園に行くと志村獣医師が
タンチョウをどう人慣れさせないかが大切と言っていた。

お互い好奇心はあるけれど、適切な距離がないと事故やアツレキが
生まれてしまうんだよね。そんな想像力も養える場所なんだろなー。
動物園て。

ふたつの動物園を訪ねて。
見世物から学習の場所へ、そんなことも実感したよ。

いやしかし、タンチョウは大きくてクチバシがするどくて
ちょっと怖い天然記念物だったよ。車窓からも見えました。

んで、前にこんなの描きました。
コラムはこちら。
http://www.sorbier.jp/column03/013/index.html

あのクチバシを見ると
「ああ!ツルハシって鶴のクチバシってことか」
と納得。
まったくもって、
敵には回したくない相手ですね。




2011年10月13日木曜日

円山公園にヒグマが出たハナシ。

ここんとこ、札幌市民は大騒ぎです。
なんせ、人口190万の政令指定都市の住宅街を
ヒグマが歩いてたってんですから。
ここはぜひ、一つ前の記事でとりあげた知床のみなさんの
お話を参照していただきたいところ。

ニュースのインタビュー映像では、神宮の森を散歩する
市民のみなさん(ワタシの散歩コースでもある)が
「いやまさか」「びっくり」
といったコメントをされているように見えるけど、
今まで動物園の展示や講演会なんかで
知ったことだと
「想定内」
の出来事だったんだと思います。
近くの山で出没しているのに、緑が分断されていない
限り、街に隣接した山や森に出ないわけがない。

こんなシロウトのワタシでも、よく友人たちに
近いうちに円山に出てもおかしくないみたいよ、
えー、まじでー、みたいなことを
言っておりましたよ。

とはいえ、実際に自分の行動範囲にヒグマが重なると
「ひょえー」ですよね。ひょーえー。

んで、
ワタシなりに原因を考え、疑問がわきました。
本当にドングリの凶作が原因?
検索してみると、どうやらドングリは豊凶を
数年おきに繰り返しているかも?
んじゃあ、今年に限ったことじゃないんでない?
ってことはたまたま出てきた迷い熊?

なんて考え巡らせていたら、知床財団の山中さんが
答えになりそうなことを書いてくれていました。
コラム:札幌市のヒグマ出没騒動について
これを読むと、
ただの事件として「びっくり」するだけじゃなく、
今後の「気の持ちよう」を気づかせてくれるなあと
思いました。

でね、
今回のニュースが報じられてから
いつ伝えてくれるのかなあ〜と思いつつ、
いまだきっちり注意してくれてない
(と、思われる)ことがあるんですよ。

何かというと、
ヒグマがヒトの食べ物の味を覚えたら大変!ってこと。
出合いのチャンスはたくさんです。
ペットボトルとか、お弁当とか。甘いもの大好きみたいだし。
たまたま街に迷い出た若グマ、ヒトを恐れない世代のクマが
近づいて来た、いろんな可能性ありますが、
ヒトの側に行けば甘いおいしいご飯にありつけると
学習してしまったら…
もう山には帰らないかも。いくらおどしても。となると
悲しい結末が待ってます。

ゴミステーション(方言!)の生ゴミ、コンポスト、
家庭菜園なんかにも要注意ですって。

あとね、こんな可能性もあるよって聞いたのが
遊歩道のリス餌付けポイントに惹かれている?
エゾリスやシマリスを撮影するために
クルミなんかがたくさんまかれている場所が
あるんだけど、そこで好物の木の実に出合った?

ここ、
ヒグマの問題とは関係ないとしても、
よその森から持ってきた種子(木の実)をまくのは
ワタシは反対。ヒマワリのタネまで
あるんだよ。自生してないのにね。

こないだ、動物園までの道のりを歩いていたら(14時ころ)
歩道沿いの森をエゾリスが伴走してくれました。
ヒグマのこと考えて少し不安だったので心強かった。
帰りに一瞬ケモノ臭かったのは
気のせいかしらね。

こうなった以上、意識を変えないと。
札幌も北海道の一部なんだなあ。
共存のための先輩地域は道内にありますから。

てなわけで、
ワタシが円山界隈を大きな鼻歌ひびかせながら
歩いてても、おかしいわけじゃ
ありませんから。