2012年6月28日木曜日

ウヨロ、猫と牛と馬と森。

白老にあるウヨロフットパス。
環境トラストの方に案内してもらいましたよ。
イギリスの郊外のような牧草と牛と川のある風景。
手つかずの自然ではなく、ヒトの手が入った
里山風景。ヒトの暮らしが自然の営みに組み込まれている感じがして
好きですね。ヒバリが牧草地を激しく飛び交っていました。

その模様はいつかちゃんと紹介するとして…
フットパスといっしょに楽しみたい白老の魅力を教えてもらったのです。

そのほんの一部を写真メモ。

 白老といえば、白老牛。鹿もそうだけど、牛って…見るよね。
親御さんらしき方がニラんでらっしゃるようにも見えるけど。
フットパスでは牧草地の一角を含む場所を許可を得て
歩かせてもらいます。


同じ角度でボス猫。ウヨロのトラストの森近くがシマらしい。


この日は久しぶりのお天気。やはり木陰が良い模様。
さいきんこういう柄の猫見ないなあ。

子牛。ひそひそ。二本足たちがなんか見てるね。ひそひそ。


 フットパスでは老馬が余生を過ごす牧場も通りました。
お墓には馬頭観音。
中央で活躍した馬、私とそれほど変わらない歳の馬もいたよ。
おだやかな老後のようです。
あたりまえのように猫二匹。半分飼い猫らしい。半分少女、みたいな感じかしら。

 美馬ちゃんだなあ。と、思ったらブルルルルってヨダレ飛ばす勢い。



 ちょっと警戒。でも逃げたくはない。

ロン毛ちゃん。なんか70年代のしゃがれたボーカルが聞こえてきそう。

ここでは家畜中心の哺乳類に合いました。
取材をしたトラストの森では鳥の声が気持ちよく、
資料収集もかねてコンデジ動画をまわしました。
すると、
哺乳類
鳥類につづく生き物がおりましたよ。
動画の最後でアワアワしていますのでご注目を。

カメラ回しすぎで、ぜんぜん良い映像ではないので
途中までは音声をお楽しみください(1分40秒くらいに何か出ます)

北海道胆振地方の初夏の音。

最後にちいさく、カラスヘビ…とつぶやいていますが
確証はありません。
写ってないけどくさむらに入った蛇をのぞいてみたら
白いラインがキレイに入った黒っぽいシマヘビのように
見えました(一眼持ってたんだけどレンズ付け替えると見逃しそうで撮影できず)。
向こうもしばらくこちらの様子をうかがっていたよう?

カラスヘビ、と言われるのはシマヘビの黒化型が多いようです。
マムシじゃないので毒も(今、読モって変換された…)ないんだけど
毒蛇と誤解されやすいみたい。
調査の人たち、あんな素早いのどうやってつかまえるのか?
機会があればそれを調査してみたいです。

ちなみにこの日のランチは白老牛でした。
ひっさびさに牛の肉食べた。
おいしゅうございました。ごちそうさまでした。

2012年6月19日火曜日

夢で逢いましょう。

今日のショック。
打ち合わせ中、専門家の方に聞いた。
ヤツメウナギって何を食べてるんですか?

 「体液です」

そ、そうきたか。 
えんこうるい 漢字で 円孔 円口類
こんな夜中に写真見るんじゃなかった。

夢に出たらフォックス・モルダーに 助けてもらいます。
おやすみ。

2012年6月3日日曜日

蝦夷の動物たちカバーデビュー。

日常ブログの方ではお知らせしていたのですが、
こちらでもういちど。

精神科医の香山リカさんが故郷の小樽に帰った際、
たまたまJR誌を見ていたら
なにやらジッとこちらを見る動物たちに目がとまったそうです。
ちょうどおたる水族館の海獣たち(アザラシ)を描いた回でした。
筑摩書房さんを通じてお話がきて、
そして香山さんからも丁寧なご挨拶をいただき、
気に入っていただいた理由にも感動し、
とってもうれしかったです。

そこで描いたのが「森の入り口」。
キタキツネはじめ、
ブラキストンラインを越えた
大陸的なイキモノたちが
じっと見ている絵が描けました。

悲しむのは、悪いことじゃない
筑摩書房 香山リカ
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480842992/

失ったとき、ヒトはどう乗り越えるのか。
医師の立場から、自分の経験から、事例もふくめて解説されていて
なんというか、
読んでいると、
ココロ落ち着きました。
http://etobunsha.exblog.jp/17527315/

ペットはわからないけれど、野生動物にヒトが考えるような
感情はないのだろうと思っています。
でも、ヒトの目を通したとき、そこには何かの感情が
生まれるような気がします。
小さな害虫ナメクジだって、ある日かたくなっていたら
罪悪感を感じるように(デンデごめんね)。

キツネが何か語りかけるなら
そこには打ち消せない感情が生まれているのでしょう。
動物に感情はないと割り切っているけれど、
受け手の思いがあるかぎり、そこには
感情があるのだなと
考えるようになってきました。

野生動物に対して「かわいい〜」なんて失礼な気もしていたけれど、
かわいい、と思う感情を打ち消すことはないのだなと
思うようにもなってきましたよ。
それだってヒトの正しい感情。

いや、だからって、
いくら可愛く見えたって、
もうナメクジは飼わないけどね。