2013年5月23日木曜日

夏日に真冬を思い出す。恵山のゴッコ


ゴッコ(ホテイウオ、Aptocyclus ventricosus

北海道取材で冷え冷えになったと思ったら、
お江戸に帰ってきた途端、連日の夏日。
桜満開の札幌で二度目の春も体験し、もう季節感が既視感のよう。

思い切ってふと思い出した真冬の話をします。


前に「ごっこまつり」で有名な(え、知らない?)
恵山町の祭り担当さんにお話を聞いたことがあって、
ひととおり取材したあと、
一番聞いてみたかった質問をしました。
「ゴッコカーリングはどうなりましたか?」
前にローカルニュースで見て、そのシュールさに
爆笑してしまい、以来気になっていたのです。

まんまるの冷凍ゴッコをストーンのように滑らすゲーム。
たった一日、しかも2時間ほどしか開催されない寒い祭りの
中でゴッコ汁配布とともに盛りあがる企画だったよう。
が、もう開催されていません。
どこだかの街のサンマ祭りで開催されていた
サンマ投げコンテストに苦情が来たらしく、
自粛されたようです。
生きてるサンマじゃないんだけどな。
やはり食べ物を投てきすることに嫌悪感を持つ方も
多いのでしょう。

見てみたかった。できればカーリングしてみたかった
(嫌な方ごめんなさい)。
寒い季節はできるだけバカバカしいことを(失礼)真剣に
楽しみたいもの。関係ないけど、
山登りでツライときはできるだけアホなオシャベリを
すると乗り切れると聞いたことがあります。

ちなみに恵山ごっこまつり、なんと来年で24回目。
長く続いているんです。
突然の電話取材にも関わらず、
この担当さんはものすごく丁寧に応対してくれました。
嬉しかったな〜、会ってみたいな〜と、
ゴッコの可愛らしさとともに思い出すのです。
彼のおかげでゴッコ祭りに行って見たくなりました。
でもタイミング合わなくてなかなか行けないんだよな〜。
同じく極寒の2月に開催される
陸別町の「しばれフェスティバル」とともに、
行って見たい祭りのひとつです。

そうそう、前に登別のスーパーで
パック詰めのゴッコを見て驚いたことが
あります。とても魚には見えなかった。
ぶよぶよした何かが、パックの中でミチミチに
なってラップされている。シュール。
びっくりしたけど、ゴッコ汁はとっっってもおいしかった。

でもきっと今日は
アイスの方が食べたくなるんだろーなー。
ハーゲンダッツのミントとか。

イラストはイラストコラムで使用したものの一部です。