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2019年4月7日日曜日

知床財団30周年記念誌をつくりました。



世界自然遺産知床で「知り・守り・伝える」活動をし続けている
知床財団。その30年の活動とこれからの思いをまとめた記念誌づくりに参加。
すてきな一冊に仕上がりましたよ。
よく見る記念誌とはちがう、
各ページ読みたくなる面白い冊子です。イキモノの絵もキレイな写真も
たくさん載っています。


声をかけてくれたのは財団の山本さん。こちらから取材協力を
お願いすることは何度もあったものの(毎度お世話になって
ありがとうございます)制作物をいっしょに作るのははじめて。
知床財団の記念誌と聞いて、エトブン社のゆるい感じで大丈夫か?と
一瞬考えましたが、企画コンセプトを聞いて喜んで描かせてもらうことに。
この誌面のデザイナーはいつも「モリ・イク」誌で私のイラストを
楽しくデザインし、いっぷう変わったイキモノ記事に仕上げて
くれている檜山さん(woodyhouse designs)だな!と
お願いしました。
この三人のチームが面白く、何度か打合せしながら制作していきました
(ついつい脱線するおしゃべりも得した気分だった)。



と、ここまで盛り上げてますが、会員向けなため
なかなかお目にかかれる冊子ではありません。
この機会に知床旅行はいかがでしょう。フィールドセンターに
行けば、見られるかもしれません(わー、むせきにん)。
読めなかったとしても、目の前にとっておきの自然遺産がありますので
ご堪能ください。

とにかく相手はシレトコ。制作中はついつい肩に力が入りましたよ。
そのたびに鉛筆でいっぱいイキモノを散らばせて、
自分の線になるまでシカヒグマリスタヌキツネ…と描きました。
またこうして普及のお手伝いができるといいですね。
精進します。

あーーー、シレトコ行きたいわ。


2018年3月29日木曜日

おかげさまで7年間。ご愛読ありがとうございました!

7年間とかなり長い間ご愛読いただきましたイラストコラム
「列車に揺られて会いに行こう ほっかいどうイキモノート」は
ことし3月号にて最終回となりました。

最終回の三月号は子どもの頃から作品を観てきた
獣医の竹田津実先生を訪ねました。
主役の動物はキタキツネ。
見出しは「生き物を見つめて、見つめられて。」
もともと野生生物やそれらに関わる人の
お話を聞くのが大好きで、ライフワークとして描いている「イキモノート」。
まだまだ描きたいことはありますが、JR北海道の車内誌での連載は
ひと区切りつけさせてもらいました。
いやあ、おかげさまでいろいろな面白おかしい旅に
出かけましたよ。

はじまりは水族館の飼育員さん。登別のマリンパークでした。
最初なので実はお友達を頼って訪ねたんです。
そこからはじまって、水族館や動物園の飼育員さん、獣医さん、
博物館の学芸員さん、生き物の調査員さん、学校の先生、生徒さん、
いろいろな分野の専門家さんたち、写真家さん、漁師さんに猟師さん、
「肩書きは飲んだくれです」なんて笑う方、ラジオ局の方、
公務員のみなさん、地域の方々にお世話になって
お話を聞いて。生き物が主役のイキモノートなんですが、
この連載でいろいろな方と会ううちに
生き物よりも人間の方が面白いことも多々あり、
すっかりマニアなみなさんのお話を聞くのが大好きな
マニアのマニアとなりました。



快適な館内でお話を聞く取材もあれば、
筆者みずから体験する体当たりな旅も多かったです。
たいてい、ぐーたらな運動不足生活からの
旅に出て、森やら山やら海などで張りきり、
帰って来てから数日真っ白な灰と化し、
旅を反すうしながら描いて書く、
みたいなことを繰り返していました。
海外ドラマを20時間ぶっ通せと言われれば
じっと座っていられるインドア派であり、
好奇心のままに外に出かける旅好きでもある。
もっとほどほどだと、筋肉痛にならないのにね。

野生動物を見に行こうとは描いているものの、
そうそう実際に会えるものではありません。
そのかわり、専門家の案内で行く道筋や痕跡、
音や気温、安全対策や酔い止めまでが楽しくて、
生き物が登場しなくても毎度満足度は高かったです。
初めてのことも多く、道産子で乗馬したり
(取材の最後に「乗馬するなら走らなきゃ!」と
直線を走らされて絶叫)、支笏湖でダイビングしたり
(水温15度くらい。極寒。ダイバーの友人曰く「いいかい、
初めてのダイビングっていうのは暖かい海でキレイな
魚をみるもんだよ」)、慣れない登山にも何度か
(いつも遅いワタシを登山下山させてくれた
皆さまありがとう)。
ほぼ企画するのは自分で、その要望にあわせてアテンドして
いただくことが多かったですね。みなさん、
シロウトの思いつきを良い方向に誘導してくれ、
プラスアルファの興味深いお話を聞かせてくれました
(中には取材相手の方からオファーをいただくこともあり、
それも未知の世界が広がる良い体験でした)。

「夜の森の音を聞いてみたいんです」
というリクエストに応えてくれた自然ウォッチングセンターさんには
ほんと、今思い出しても、夜遅くまでお付き合いいただいて
ありがたかった。トラツグミの声が怖かった。
そう、暗闇はこわいものだった。


この7年間で好きになったことのひとつが
乗船でした。小さな昆布漁の船もあれば、荒波ざっぷんの
漁船、大きな遊覧船。2月の根室の海鳥クルーズは
極寒だけどまた行きたい。釧路沖で8時間甲板から
背びれを探したシャチ調査船にもまた乗りたい。
大小いろんな島にもまた渡りたい。
ほんと、毎度いろんな発見がありましたね。
ってか、連載終了後の今も相変わらず
ちょこちょこ出かけておりますが、描きたい出来事だらけです。
近所も遠くも面白い。

そうそう、旅と言えば、
道内各地はおいしくて。
じっさい、記事の中でも
エゾシカ、ゴッコ、ミズダコ、ホッケ、カニ、チョウザメ…
生き物であり食材である皆さんに登場して
いただきました。
おかげで連載当初の取材では
「似顔絵よりもほっそりしてますね」と
言われたこともあったのに、
どんどんイラストの筆者の丸めの姿に
近づき、イラストもさらに丸くなっていきました。
さすがにこれは丸すぎじゃない?と
女友達はやさしい。
最初は札幌発でガタンゴトン出かけていたのが、
のちに東京暮らしになり、まず最寄り空港まで飛んでから
ガタンゴトン生活に。そして昨年また
札幌に戻ってきました。
基本、移動はJRなどの公共交通機関。

山の水族館を出て2時間に一本のバスを逃した時は
ひとりで笑ったなあ。手を振ってバス追いかけたの
初めてかも。
でも時々は車も利用しました。野生動物に関わる人は
なかなか駅チカ物件にはいてくれませんから。
運転してくれた皆さんありがとう。本当に助かりました。
おかげで観光地はもちろん、あまり観光客が訪れない場所も
たくさん知ることもできました。
道北の駅で。

ほんと、おかげさまだらけの連載です。
毎号取材協力していただいた皆さん、
取材相手を紹介してくださった皆さん、
いろいろアドバイスしてくれた皆さん、
毎号遅筆な原稿を素早く仕上げてくれた
編集・制作の皆さん、JR誌づくりに関わる皆さん、
感想を送ってくれた愛読者の皆さん、
それほど愛読でもないけど読んでくれた皆さん、
本当にありがとうございます。

ものすごく遠回りして網走入りした釧網線。
「今月の自分みやげ」という小さなコーナーは取材相手のお薦めや
筆者のお気に入りが載ることが多かった。
この学芸員さんが考案してカタチになった
二枚貝の化石のキャラクター「いのせらたん」は
記憶にのこる自分みやげだったなあ。
もちろんこれからも北海道を中心に野生生物に
関わる取材を続けてイキモノートに記します。
彼らの魅力、生息域のこと、取り巻く環境、私たちとの関わり、
そして彼らを
じーーーっと見つめ続けている方々のことを
描けるといいなあ。
今年もいろいろ歩き回る予定ですので(ダイエットもかねて)
ピンと来ましたらどうぞご用命くださいな。

※イラスト内の文章は掲載されたものと異なる場合があるかもしれません。
 何度も誤字を発見してくれた編集さんにも大感謝。手描き文字の誤字ほど
 馬鹿丸出しな恥ずかしさはありません。


かさねがさね、本連載をいっしょに作ってくれた皆さん、
読んでくれた皆さん、どうもありがとうございます。

なんとか書籍化、目指したいですね。

2015年1月3日土曜日

年が明けたのでお仕事振り返り。

2015年です。
もうね、近未来まっしぐらですね。
空中を飛ぶ車とか転送装置とか出来ますね、きっと。
本年もどうぞよろしくお願いします。

2011茶路めん羊牧場の子羊スケッチ。
昨年の生き物仕事ふりかえり。

春から夏、新しいお仕事がありました。
環境省の生物多様性センターが日本の生物調査のために
制作している「いきものログ」のポスター用イラスト。

そして、震災後の生き物たちの生息地を調べる
「しおかぜ自然環境調査」のために配布する「しおかぜ学習帳」の
ためのイラストを制作しました。
http://www.biodic.go.jp/shiokaze_chosa/index.html
なにが初めてって、ハクビシンを初めて描きました。
ニホンザルもふだん描かないので面白かった。
まさに北海道と本州の違い、ブラキストンライン越えを感じます
(津軽海峡の生き物境界線)。
あ、ハクビシンは北海道のブルーリスト(外来種)に
載ってますけどね。

初物づくしだと、11月に、なんと講談社から書籍を
出すことができました。だいじけんかもしれません。
「狩りガールが旅するおいしいのはじまり」
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062192569
これ、この真ん中の本。
女性ハンターをテーマに作品を描きたいとはずーっと考えて
おりましたが、まさかコミックエッセイという形になるとは
自分でも驚きでした。
イラストコラムを生業としているワタクシがマンガを描けるなんて
うれしいこと。その気持ちは「あとがき」にしたためました。

この本のおかげで、昨年密着取材させてもらった
狩りガールデビュー後の「ありちゃん」とともに宣伝活動も。
慣れないラジオ出演が続くなど面白い日々です。
いろんな人のいろんな思いが集まった、気軽に読める本です。
たくさんの方々が読んでくれますように。

レギュラーの生き物仕事もありがたいことに継続させて
もらいましたよ。

ほぼ季刊のコープさっぽろ「モリイク」では
森のキモイキレイという企画をスピンオフさせて
森のコワイキケンという記事を描きました。
https://www.coop-sapporo.or.jp/hondana/ 
(こちらのサイトで読めますよ)
ちなみに同じ本棚の「ちょこっと11月号」のエゾシカ料理特集では
インタビューもしてもらいました。

車内誌JR Hokkaido「ほっかいどうイキモノート」の連載では
留辺蘂の水族館であまりにも楽しくて2時間に1本ほどのバスを逃し(1月号)、
円山公園でエゾモモンガの痕跡を探したり(2月号)、
道内でもかなりマイナーなフンベ山をクローズアップして
アイヌの昔話に興味を持ったり(3月号)、
4月号とはいえ取材時は一面真っ白な冷え冷え宮島沼を訪れたり、
水中写真のプロの作品でオショロコマちゃんのかわいさに
ズキュンドキュンだったり(5月号)、
円山動物園のコウモリ調査に関わって以来
ずっと描きたかった「札幌中心部にもコウモリいるんだよ話」を
描けたり(6月号)、
中学以来の洞爺湖中島で「あれ?鹿は??」とびっくりしたり(7月号)、
ヒグマルールを体験したくて知床五湖でガイドツアーへ行き
まさかの季節外れな降雪にあって雪と桜が混じる不思議な光景を見たり
(8月号)、昨年2月に訪れた西興部村猟区の話を紹介できたり(9月号)、
念願のマリモ博士への取材日がたまたまNスペシャルのすばらしい
マリモ特集番組(もちろん博士出演)放送翌日でラッキーやら
照れくさいやらの10月号、稚内駅は道の駅と同じ建物なのかと感動して
最北の水族館で風船を見たり(11月号)、
白老のアイヌ民族博物館で北海道犬を飼いたくなったり(12月号)と、
北海道を好奇心だけで回りました。

ちなみに現在乗車している1月号は占冠。トマムの森と宿と白い小さなイタチの
話です。 そろそろイイズナが宿を訪れる季節かな?
どうかな?野生動物なのでどうなるかわからないところも
魅力ですね。

おそらく本年も北海道の野生動物に関するお話を聞いては
「ほえ〜〜」っと感動し、シカ肉料理に感動し、
スキマに海外ドラマを見つつ過ごすのでしょう。
せめてジム通いできますように。会費を寄付で終わらせませんように。

今年も取材と制作に関することなど、
いろいろとご協力をお願いするかと思いますが
どうぞよろしくお願いいたします。

イタリア語で羊はpecora。ワタクシのアダナはpeco。なんか他人とは思えない。ちなみに動物占いも羊。

新岡薫/エトブン社

2014年8月29日金曜日

イキモうそう……と、開催迫る!エゾシカGPのお知らせ

あ〜、うたたねしてる間に
アタマからバッカルコーン出てきて
下書きしておいてくれないかなあ〜。

クリオネとバッカルコーンについては
オホーツク流氷館サイトを参照ください。


いや、それは気持ち悪い。
やはり小人の靴屋にお願いすることにしよう。

さて、取材で阿寒に行って
「阿寒やきとり丼」を食べてきました。
北海道の方はピンと来るかもしれないけれど
やきとりと言ってもエゾシカ肉です。
3種の調理方でそれぞれの味を楽しめます。
これだけ肉づくしでもサッパリとした食後感なので
「あんまり肉肉しいのはちょっと…でもお肉食べたい」
なんて女性におすすめしたいです(鉄欠乏性貧血の方は特に)。
阿寒湖温泉街の味心にて

いんやいや、阿寒まで行けないわ…という方は今度の日曜日に
釧路に行きませんか?
羽田からぴゅーんと1時間半。
「北海道エゾシカ料理グランプリ2014 in くしろ」へどうぞ。
たった一日!数時間!無類のエゾシカ好きが食べ尽くしてしまう前に
ぜひ明日から前のりして準備万端いどんでください。


前日の夜には…釧路の繁華街、末広の夜を楽しむもよし。
おっと、その前にせっかくの釧路、夕暮れを楽しみましょう。
幣舞(ぬさまい)橋からのでっっかい夕日に何かしらの思いを抱いた後は
暮れなずむ釧路川の夕景を見ながら
 かんぱーい。というのもいいですね。
つつましやかに一缶で。
つまみは練り物(でした)。港町ばんざーい。
ゼロ次会という文化を教わったのもこの街だったわ。
今夜も〜あり〜が〜と〜〜う♪

昨年は富良野、今年は釧路、来年の開催には予定を合わせたい
なあ。どこかな?

2014年2月10日月曜日

スポーツが苦手でも、冬の外遊びは楽しいのだ。

北海道栗山町。
友人ナカイさんのふるさとということで何度か訪れ、
いきもの取材でもお世話になっている町です。
地元の方々で作った里山があり、
そこに森がうまれ、
小さないきものと、それを求める鳥たちが集い、
数年かけて自然と人の暮らしが近い場所が出来上がりました。

その里山から、冬が大好きになるイベントの
お知らせが届きましたよ。むむ、行きたい。

「里山ガール Winter Meeting」
冬の森ハイクとキャンドルナイト
とき:三月一日〜二日の土日一泊
ところ:栗山町ハサンベツ里山など 
札幌駅から無料送迎あり
http://uenbetsu.jp/cgi-bin/topics/topics.cgi?pg=0
クリックで大きくなるぞ。
これはヤングなガールからマチュアなガールまで楽しめますよ。
ただし、どの世代もオナカとオシリは冷やさないようお気をつけて。
しっかり汗冷え対策と防寒しての雪の上って大好きです。
他の季節では泥だらけ土だらけですもんね
(まあそれはそれで楽しいかもしれないが)。

スキーもスノボも興味ないから冬は引きこもり…という方も
多いはず。ええ、ワタシも。
ところがね、いちどスノーシューを履いて歩くと、
その「どこまでも行ける〜」「転んでも平気〜〜」な感覚が
クセになります。
多少ハナミズがきらめこうが平気です。女子会だもの。

そしてもし鳥を見かけたら(声を聞いたら)、
迷わず案内人の諸橋さんに聞いてみてください。
彼は鳥を見る達人でもあるのです。
冬鳥のお話をしてくれるかも?

なにより、札幌駅から送迎ってのが
冬道運転したくない方にもうれしいじゃないか。
(いわんやペーパーをや >ワタクシ)

どうぞお申し込みはお早めに。

ちなみに冬のアウトドアの服装はこのあいだ取材した
こちらの記事が役立つかも。
「目指せ!狩りガール モンベル取材編」

おまけ














先日やってしまった良い女の子はマネしないでの例。
綿のズボンでダイブ。冷え冷え。
でも短時間でしたので雪を払えばなんてこと
ありませんでした。今時期の北海道の雪は
払えば落ちるサラサラなんです。


2013年10月27日日曜日

そらのくま。


北海道を代表する野生動物。
日本の陸上哺乳類で最強。

偉大で恐ろしい山の神、
それは……

ど〜も〜。くまです。

今回の北海道出張では「道民の翼」を利用しました。

こちらの広告塔はベア・ドゥくん。
数ある航空会社のキャラクターの中でも
かなりステキデザインなシロクマですね。
彼がホッキョクグマなのか、アルビノのヒグマなのかは
わかりませんが、
この確信的に無垢な顔つきを見ていると
「ヒグマたれ!」
と手元のボールペンが動いてしまいました。

 りりしく。

ガオガオと。
ドングリも写る方がいいかな、えーと、えーと…って、
こっそり撮影していたら、
「お済みですね」
って下げられました。
まさかオトナがこんなことしているとは
思わなかったのでしょう。
ちょっと恥ずかしかった。

道内でご本人登場(出没)することもなく、無事に帰りの便。


ひょこっと。

エゾリスたれ!


北海道の動物たち、冬毛にかわって
冬眠するもの
巣ごもりするもの
越冬するもの
それぞれたくましく
長くきびしい季節に向かっています。

ちなみにシマリスは冬眠して、エゾリスは冬も活動します。
活動時間は減りますけどね。

ヒグマ(羆、緋熊、樋熊)Ursus arctos
エゾリス(蝦夷栗鼠)Sciurus vulgaris orientis 

2013年9月5日木曜日

取材のお供。

北海道出張ではイキモノに関わる専門家や
地域で活動されている方、
そのイキモノに魅入ってしまった方と
さまざまなヒトのお話を聞きます。
下取材として気になる場所やヒトを訪ねることも。

そんな取材旅のお供は一眼レフカメラ、コンパクトデジカメ、
資料、ノート、乙女の身だしなみセットなどなど、
なかなかの荷物となります。
場所もさまざまで事務所やお店、園館といったインドアの場合も、
お話を聞く方のフィールドを案内してもらう
こともあり、アウトドアになると
上記のアイテムにカッパや帽子、虫除け、飲み物、双眼鏡が
プラスされたりしてズッシリ。

なので必須の物以外はなるべく軽量化するように
なりました。
気づいたらモンベル率の高いこと。
普段は超インドア生活。なのにここまでモンベル愛用者って
いるんでしょうか?
サブ扱いで買ったポケッタブルなはずのバッグが
軽いからといつのまにかメインに昇格。
お財布も運気上昇の長財布を使っていましたが「重い」という
理由で旅中はモンベルのコンパクトな財布に。
中身の入れ替えが面倒なことから、旅以外でも
この財布を持ち歩くようになってしまいました。

雨蛙がま口は江戸の職人物です。
真ん中のコウモリのは扇子。
スタビロの蛍光ペンには白鳥のマーク。
いやしかし、グリーンだなあ。そんなつもりじゃ
なかったのにおかしいな。
もうちょっと乙女色を取り入れなくては。

そんな荷物とともにお話を聞いて描いた、
特急の車内誌JR Hokkaido
ほっかいどうイキモノート9月号が乗車しました。

白老にあるウヨロ川のフットパスを歩いて
サケの遡上を見学しましたよ。
いやあ、今までに見たことのない光景に出会って驚いた。
機会があればあの躍動を感じてほしい。
ホッチャレって悲しく見えるけど、サケの一生を思えば
目的を遂げた姿なのかもしれません。
サケは目がいいのでヒトが近づきすぎると
驚いてしまいます。どうぞ、そ〜っとのぞいて見てごらん
(いや、のぞかなくても見えるんですが)。

今はこの先の記事の準備中。
取材の延長で国内移入種の調査を見学したり、
網の中には北海道在来種じゃないカエルが。

朝の散策で夜に命尽きたコウモリを見つけたりしました。
コテングコウモリかも。もうアリが様子を見に来ていました。
ほかの媒体でもそうですが、体験したことのうち
掲載できるのはポイントやテーマにしぼったほんのちょっと。
なので、このコウモリ亡骸の横にキツネらしきうんこが
あった話などは記事には載りません。
でもまた次の何かにつながるかも?
こうして灰色の脳細胞にキーワードとして
記録されていきます。

脳みそは軽量化したくないんだけど、
そうも行かず「あれなんだっけ、あれ、それ、どれ?」と
なっちゃうのが残念なんですけどね。

2013年7月9日火曜日

JR Hokkaido 7月号出てました。天売島でイキモノート。

おあつうございます。

江戸は梅雨、やうやう蒸されつつ、
また引きこもりがちかな。
(室内が水槽と化していたので、
エアコンを使用。ああ外に出る気がしない)

風流ですな。
あ、なんて言っている間に梅雨明けしたんですね。
猛暑に夕立、雷ゴロゴロ、情熱熱風がセレナーデでございます。

こんな季節は先日取材してきた羽幌町〜天売島が
思い出されます。春なのに船上ではダウン着てました。

貴重な連載なのにあまりこちらで
紹介していませんでしたが、
JR Hokkaido7月号ぜっさん乗車中です。
一部書店での取り扱いもありますが
ぜひ北海道の汽車(特急)の旅に出かけて
ゲットナウしてきてください。

今回の取材は天売島。
前にサロベツ湿原の取材に行く途中で羽幌の
「北海道海鳥センター」に立ち寄り、
その施設の素晴らしさとケイマフリの形状に魅了され、
いつかココと天売島を取り上げたい、ケイマフリ描きたい…と
ふつふつ思っておりましたら実現しました。わーい。
以下、誌面とあわせて見てもらえると
いいのですが…。
眺めのいい島。両側のボコボコは繁殖のためのウトウの巣。

ほぼペンギン的様相の海鳥たち。
北海道の西海岸、オロロンラインからも
オロロン鳥ことウミガラスが有名ですが、
ここを訪れる8種の海鳥がそれぞれに魅力的でした。
(この8種の種名を連ねるだけで本文の文字数
足りなくなりそうになったけど、ぜったいに全部
載せたかった…)

ボートからやっと見られたケイマフリ。

とくに、ケイマフリとウトウの体つきといったら!
海で暮らすために進化した形状なんだろうけど、
なんてキュートなオシリなの。
海にいれば安全。でも繁殖のために慣れない陸地に
上がらねばならない。
どてっ、ボテボテ、ボテ。
夜間のウトウウォッチングツアーに参加すると
巣穴に戻るウトウの不器用な着地に
どうも失笑してしまう。
でも、これが彼らの命がけの子育て。
見た目はかわいらしく、その生き様は必死。
ウトウからエサを奪うウミネコだって、それが彼らの
子育て術なのだ。悪者扱いはできない。

そんな島の生態系に新たに侵入してきたのが
誌面でも紹介した、猫たち。
くわしくはぜひこちらの
今回お世話になった海鳥センターの石郷岡さんの記事を…
「天売島の海鳥とネコ」
http://sapporo-wbsj.org/archives/3977

ここで、
今回の旅で出合ったネコレクション
(アド街の曲を思い出しながら…)。

まあまあ荒ぶる目つきで、
完全に猫ギャングな風貌なんだけど、
たくましく、海鳥を圧倒しつつ生きてます。
島では、鳥も猫も人も生きていく方法を検討しています。

今回の旅ではウミスズメ以外の7種を
見ることができました。
島内に35羽しかいない(それでも少しだけ増えてきた)
ウミガラスもなんとか1羽だけ発見。
ボートからは何羽も見られたケイマフリも、
世界的に見ればウミガラスより危機的な生息数。
地元では当たり前の光景が、
実は稀少なものだったりするのですね。
調査研究の人、地元の人、
地元を盛りたてる観光客。ぜんぶの連携が
必要だなあと感じた旅でした。

今度どこかで8種全部描きたいな。

今月の便乗。
なんと愛読している北海道の自然グラフィック誌ファウラの
特集も天売島でした!表紙の赤い足ちゃん、かわいいのう。
これ見た人がJR誌にも出合ってくれるといいなあ。

毎月そうなんですけどね、
今回もアポ取りから旅に出て帰ってくるまで
うれしい出会いがありましたよ。
とても誌面には書ききれなかったけど
滞在先の萬谷旅館のご主人のお話も面白かった。
以前から作品は見ていた天売在住写真家の
寺沢さんのガイドを聞けたのもうれしかったなあ。

あ、ちなみに、ウミガラスやケイマフリなどの
今の姿は夏羽。冬になると別人のようになります。
そんな変化も楽しいのです。