2010年8月23日月曜日

千石先生の生物多様性講演会、ちょっと追記。

会場である「北海道エコ・コミュニケーション専門学校」のサイトに
詳細が載ってます。
http://eco.hht.ac.jp/blog/2010/08/000596.html

定員が少し増えたね。
申し込みはお早めに~。


下のミヤマフキバッタといい、虫の写真ばかりですが、講演会とは関係ありません。
多様性のイメージです。
カナヘビの写真と迷ったけどね。

写真は円山で撮ってきた、シデムシ氏。ひたすら歩き回ったり踏まれたりしている。
当て字の漢字は不吉な甲虫「死出虫」。
ま、森の掃除屋さんです。

2010年8月16日月曜日

千石先生がやって来る ヤア!ヤア!ヤア!    【生物多様性講演会のお知らせ】 定員追記・参加費変更

わくわく動物ランド、どうぶつ奇想天外で
この人が出る回は必ず見ていましたね。
きっと何か楽しいイキモノが見られるだろうと。

なんて前振りしつつ、
イキモノ好き、生態系の保護に興味のある方には
とっても気になる講演会のお知らせです。
あのー、なかなか体験できない貴重な会だと思います。

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日本飼育技術学会特別講演会
テーマ【生物多様性と保全】
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今年、なんだかよく聞く「生物多様性」。
「それって何?」な方も、「気になってるんだよ」、
「現場の話を聞きたい」という方々にも
参加してほしい講演会が開催されます。
生物多様性全般のお話から、
北海道で身近に考えなきゃいけない生態系の問題まで、
いろいろな面から見た
専門家のお話を聞いてみませんか。


<講演>
「生物多様性を理解する」   
講師:千石正一(自然環境研究センター)   

「狩猟管理学における生物多様性保全」   
講師:伊吾田宏正(酪農学園大学環境システム学科准教授)  

「動物園における生物多様性と保全」   
講師:福井大祐(旭川市旭山動物園獣医師)  

◎と き:2010年8月28(土)13:00~18:00
◎ところ:北海道エココミュニケーション専門学校
地下1階 多目的ホール 
〒061-1373 北海道恵庭市恵み野西5-10-4

◎参加費  一般3000円 学生2000円 すべて2000円となりました。
◎駐車場あり
◎事前申し込みが必要です。
申し込みは、
電話 0123-36-2311、FAX 0123-36-2312、
Eメール sasaki@hht.ac.jp
のいずれかへ。

メール・FAXの場合は
件名に「8月28日講演会参加希望」と書いて、
氏名、連絡先、参加人数を書き添えて
申し込みを。

◎定員:120名
(おそらくこの後、新聞で告知されると思いますので
お早めに)

◎問い合わせ先 
北海道エコ・コミュニケーション専門学校
TEL 0123-36-2311 FAX 0123-36-2312 担当:佐々木

エトブン社が勝手にまとめたプロフィルです。

●千石正一さん 
「千石先生」でおなじみの動物学者。
言わずと知れた爬虫類・両生類の
世界的な専門家でもあり、
財団法人自然環境研究センター
研究主幹として、講演会や講習などを通じ、
野生生物や環境保護についてわかりやすく
解説されています。
今のオトナでこの人の影響受けた人は少なくないと思う。ワタシ含む。

●伊吾田宏正さん 酪農学園大学環境システム学科准教授。
狩猟管理学研究室の先生で、国内でも珍しい
狩猟ゼミで生徒たちとともにエゾシカ対策について
研究しています。ちなみに彼は若手ハンターでもあります。
イゴタ先生は、こちらでプレゼントしているパンフレット、
「北海道的狩猟ライフのすすめ」の作者。

●福井大祐さん 旭川市旭山動物園獣医師。
「動物のお医者さん」としての仕事とともに、
人と野生生物の関わりへの
興味をなげかける展示を行い、
獣医師の目を通した提案が注目を集めています。








事前申し込みが必要で、定員も決まりましたので
お申し込みはお早めに。

最近は本業での活動が多く、あまり
テレビで見かける機会の少なくなった千石先生。
直接そのお話を聞ける機会はあまりないかも。

ありそうでなさそうな、この組み合わせ。
なかなか楽しみです。
あ、女子たち!ハンター先生と動物のお医者さんに
ホレるかもよ。
もちろん、千石先生には子どもの頃からホレてますけど。

2010年8月13日金曜日

母さん、あのモーキンは何だったんでしょう。


お盆です。

つかの間、実家です。とはいえ、札幌市内です。
事務所に行きたいのだけど、
我がワンルームとはちがい、風通しが良くすずしい
実家で、うっかり鼻風邪ひいちゃいました。
はだがつばっでばす。

いや、ぜんぜん具合悪くはないので、
実家の鼻セレブを拝借して行こうかな。
ハチにピントがあいません(ごめんIXY、へたくそで)。国立科学博物館にハチ公のはく製がいました。つい、ハ〜チ〜とギア氏のモノマネを…何度も…

きのうは、
ちょい早いお墓参りに行って来ました。
緑も多く、久々に森林公園に来たような気分。
雨ざーざーだったので、
かなりの簡略参りだったんだけど、
カラスが大騒ぎしています。むむ?

「なに?ツバメ?」と、兄。
いや、モーキンだ!とワタクシ。
ハト大の小さめ猛禽類がカラスの合間を
ヒラリ、ヒラリとひるがえりながら
アクロバットしています。
つがいだ。

か、かっこいい。
やっぱり大好き。

家族は車に戻ったけれど、
お供物を手に持ってしばし観察。
パタパタパタ、スイーッ、ヒラッヒラッ。
羽の形など見るも「わ、わかんない」。

なんのために、
数種の野鳥ハンドブック、
タカ写真集、
飛んでるタカを見分ける 等々の
本を買ったんでしょう。
いかんせん、
実物を見てないので(栗山などで見ているときは
鳥先輩、鳥プロが教えてくれるんで、実力ないんです)、
わかんない。

車に戻ると母が、
「さっきの鳥、
キンポウゲじゃない??」
と、結構、自信満々に発言。


ママ、
それを言うなら、
チョウゲンボウ
だね。


彼女の伝説的な言いまつがいは多々あれど、
今回のは、なかなかの難易度。
「種」の違いどころか、目、科、属を越えて
「界」まで分類違う名前を出してきました。
ママ、それ、植物やん。

で、実家の古い野鳥本を見る。
竹田津実先生と小川巌先生によるお宝本。

うーん、決め手にかける。
なんとなーく、チゴハヤブサじゃないかなあ。

夏の間、ちょっと通ってみようっと。
でもあんまり夕方には行きたくない場所だわね。

カラスがセスナなら、
あのつがいはUFOみたいでした。


こんなときに、あの人が一緒にいてくれたらな~と
思う人が2人ほどいます。3人か。
まだまだ知覚への道のりは長い
モーキン道でございます。
月寒、サッポロ珈琲館前にて。

みなさん、
週末はライジングですか?
暑中お見舞い申し上げます。
スイカの食べすぎに注意。

やわらかティッシュとともに出勤。北海道的狩猟ライフのすすめパンフレット、プレゼント中。見てみたい方、連絡ください。
 ああ、RSR行きたい。友人から届くメールがうらやましい。
ベンザブロック飲みました。

2010年8月10日火曜日

山椒魚は山椒の香り。

オオサンショウウオ(大山椒魚、鯢魚、Andrias japonicus)

日本の特別天然記念物です。
道内で唯一、ゾウを飼育している
おびひろ動物園から推定55歳のオオサンショウウオが
しんだというニュースが入ってきました。
なかなかいませんよ。動物園で飼育されてる人生の先輩は。
飼育下では国内最高齢だそうです。

山椒魚。北海道で生息しているのはエゾサンショウウオと
キタサンショウウオの二種のみ。
この春先、エゾサンショウウオやその卵塊に
触りました。写真もあるけどアップしそびれたなあ。
井伏鱒二の短編「山椒魚」に出てくるのはおそらく
西日本に分布するオオサンショウウオでしょう。

天然記念物となった今、食することはできないので、本当に山椒の香りがするかどうかは不明。魯山人は確かに香ったと感想を残しているみたい。 
ところで、ワタシの頭ん中で、井伏鱒二の山椒魚と
森鴎外の山椒大夫が
ごっちゃになってました。山椒魚が出てくるのが井伏。
安寿と厨子王のお話が森鴎外でした。
今回調べて記憶の整理ができました。
山椒魚先輩、ありがとう。

そうそう、きのうまで東京に行っていて、
森美術館でやっている「地球最古の恐竜展」に
行ってきました。いやあ、もっとゆっくりじっくり見たかった。
札幌でも来年巡回するようなので楽しみです。
そこに、どうやらオオサンショウウオのご先祖さまらしき
プロマストドンサウルスがいました。
 
いやあ、ほんとうに美しく、プレミアム感たっぷりの展示。
うっとり。
夜10時までやっているのもうれし。
すばらしい骨格標本&化石ごしの
ロマンティックな夜景が見渡せちゃいます。東京タワーは目の前。
がぜん、カップルいちゃつき度は繁殖のいきおいですので、
シングルでご参加の方は、ぜひとも広いココロと広い視野で。
だいじょうぶ。
恐竜たちが優しく凶暴に迎えてくれますから。

さて、帯広の山椒魚先輩。
毎日新聞の記事を抜粋すると
ーーーー
同園のオオサンショウウオは1965年に帯広畜産大から寄贈された。名前は付けられておらず、全長122センチと国内の個体では2番目の大きさだった。8 日午前10時ごろ、職員が展示室をのぞくと静かに息を引き取っていたという。柚原和敏副園長は「目立たない動物だったが、長生きを感心してくれるお客さん もいて、いぶし銀の活躍だった」と振り返った。
ーーーー
名前のない山椒魚。目立たないところで、
じっと世の常、人の常を観察していたのだろうか。
なーんて、
言ってみたくなるわ。

2010年8月6日金曜日

カラスも暑いと。

ハシブトガラス(嘴太烏、Corvus macrorhynchos)
おあつうございます。
青空に浮かぶ白い雲がパレードのように進んでいます。
上空の風は強いのでしょう。
すずしい事務所から電信柱を眺めたら
カラスが口あけてました(絵参照)。
ずーーーっと口あけっぱなし。
35℃だもん。街中だもん。
あいちゃうよね。
ああ、行水してくればいいのに。

ところで、我が家横ツマラナイ川流域で巣立ったカラスは
無事カラス小学校に入学した模様で、
朝から「ぎゃーぐわーぐえー」と、ご学友たちと
集ってます(今度写真載せますね)。
朝5時から暑苦しいです、ハシボソの幼鳥の声は。
ついでにワタリガラスもカポン、カポンと
重奏するもんだから、どなり込んでやりたいです。
いや、いいじゃないか、カラスだもの。
街カモメの方がヒステリックでウルサイですからね。


追記:てきとーなこと書いちゃいけませんね。カラス本見てたのに
うろ覚えで書いちゃいました。ワタリガラス、この時期この場所に
いなさそうです(コメント参照)。
おそらくハシボソがいろいろなダミ声&カポンと
鳴いていた模様。しつれいしました。しょうじんします。


さて、みなさん。
下の狩人日記は読んでいただけたでしょうか?
パンフレットプレゼント!も、してますので
良かったらお立ち寄りください。

ところで、コモドオオトカゲを見たこと無い方は
ぜひ円山動物園へ。日本で見られるチャンスはあとわずか、かも。

2010年8月5日木曜日

ココロのオアシスが…

うえーーん、ついに帰国決定。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-328.html

ああ、これからはどの爬虫類で癒されようか。

しかも、お別れ会のころ、ワタシは津軽海峡を越えてます。
挨拶とガイド聞きたかった。泣ける。

狩人との雑談。

エゾシカ(蝦夷鹿、Cervus nippon yesoensis)
8時ちょうどのあずさ二号でコンニチハ。
昭和生まれのエトブン社です。クラスメイトは平成生まれ。

今年の2月にエゾシカ日記(このリンクでどーぞ)を描いて
エゾシカ協会さんに
リンクの承諾を得たりしていたら、
その後、まったくの別件仕事で協会のハンターでもある
井田さんを取材することになりました。
さらにその後、
酪農大に通って狩猟ゼミの方たちと出会い、
すてきなフレンチのお店では鹿撃ちもするシェフの
お話を聞くこともできました。
なーんて、ここ数ヶ月で
アレよアレよと数名のハンターさんと
話す機会の増えたワタクシ。
今はまさかの展開で、自らハンターに
つま先だけつけた状態です。


で、
どーしてオトナ女子のワタクシが狩猟なのか?
ここまでの流れを勝手にまとめて
備忘録しておきたいと思う。
うん、思います。
でもね、
きっかけはエゾシカとは関係なさそな
トビだったりワニだったりするんだよな。

そして今、いろいろと迷っています。

そんな話をまとめました。「続きはコチラ」からどうぞ。

あ、記事の最後に、わかりやすい狩猟パンフプレゼント情報
載せてます。よかったら。