2019年10月11日金曜日

近況報告。旅人類5号にイキモノート。


ヒト(人,human,Homo sapiens
エゾシカ(蝦夷鹿,hokkaido shika deer,Cervus nippon yesoensis
ゴマフアザラシ(胡麻斑海豹,spotedd seal,Phoca largha
ハダカカメガイ、クリオネ(裸亀貝,Clione elegantissima


久しぶりに更新します。本題の前に近況を。

JR北海道のイラストコラム連載を終え、
よーし、記事をまとめたり、企画を提案したり、
全道のフットパス歩き、日本画教室復活でしょう、
ヨガにジムに一人旅にラジオの英会話、もちろんダイエットも…と
地味ながんばり計画を夢想していたのですが、
みごとにひとつとして実現せず。

いや、ジム復活はしたのです。ヨガのクラスにも数回…からの首をやらかして
整体に行ったっけ。関係ないけど、もっと描こう!とデスクチェアを
ハーマンミラー師匠のセイルチェアにグレードアップしたのですが、
がんばる前に足の薬指をセイルチェアの脚に強打して人生初の骨折体験。
といっても目に見えない程度の剥離骨折。でも骨折は骨折。
長い散歩の際にはテーピング対応しております。ああセイルなチェアよ。

そんなこんなで、
あやうく海外ドラマ漬けインドアオンリーの暮らしになりかけて
おりましたが(なっていた)、おかげさまで北海道の野生動物関連の
ご用命をいただき、ときどき道内各地あちらこちらと
出かけては描いています。

昨年から今年と、吉田類さん責任編集「旅人類」5号に参加
(旅して詠んで書いて飲む、あこがれます類さん)。
この本はなんともマニアな執筆陣が北海道の旅をテーマに
お届けするもの。5号のテーマはオホーツクで、
私は西興部村と紋別を訪れて、イキモノートを書いて描きました。

ちょうど昨年の今頃…よりちょっと前(西興部村の猟期は早くはじまるのです)、
村を訪れたっけ。ああ思い出すヒグマ肉のすき焼き。贅沢だった。
おいしかったなあ………なあ………。
鹿猟への同行は何度か経験があるものの、
獲物が倒れる瞬間を見たのははじめてで(見学者は車内で待機。
たまたま双眼鏡で見られる場所だった)、
野生の力強さをジワジワと感じました。記事にはその気持ちと記憶に残ったシーンを
そのまま描いています。
そうそう、実は取材旅の2週間前にDCCというエゾシカ捕獲認証の試験を受けに
西興部村猟区を訪れていたんだけど、ど緊張ガエル状態で
シカ肉の美味しい料理の記憶もおぼろ。
なおさら、この取材旅の料理がおいしい記憶となったのでした。
試験についてはまた別の記事で。

紋別ではオホーツクタワー階下にある水族館へ。
何度か訪れているお気に入りの場所で、なんといっても
ここの海中窓がたまらないのです。
窓を素通りしているお客さんをつかまえて
「そっちのオオカミウオも見てほしいのですが、これ!
窓の外はオホーツク海なんですよ!何が出て来るかわかりませんよ」と
言いたいくらいの目玉コーナー。まあ、小心者なので観光客への
プレゼンはスタッフの方々におまかせしてもいいですか。
お気に入りとはいえ、取材中はそこまでじっくり
海中窓を見られないので、できることならテーブルとイスと
ブランケットを用意して、ホットワインを片手に一晩中眺めていたい。
あ!そうそう。もうひとつの目玉はバッカルコーン体験。
これは盛り上がりました。大きな声上げてしまった。
どんな体験ができるかというとこんな感じ。
クリオネの実物かなり倍模型で捕食されることができます。
と、このイラストは今描いたので掲載されてないけれど、
誌面にはアザラシを間近で見た体験が載っているのでぜひご覧ください。

さいわい、6号にも参加できる予定で
今は次のテーマ地である空知あたりを旅歩き。
とはいえ出版は来年の話。
それまではぜひこの5号を書店等で手に入れて
ごらんくださいませ。

https://www.facebook.com/tabijinrui/



2019年4月7日日曜日

知床財団30周年記念誌をつくりました。



世界自然遺産知床で「知り・守り・伝える」活動をし続けている
知床財団。その30年の活動とこれからの思いをまとめた記念誌づくりに参加。
すてきな一冊に仕上がりましたよ。
よく見る記念誌とはちがう、
各ページ読みたくなる面白い冊子です。イキモノの絵もキレイな写真も
たくさん載っています。


声をかけてくれたのは財団の山本さん。こちらから取材協力を
お願いすることは何度もあったものの(毎度お世話になって
ありがとうございます)制作物をいっしょに作るのははじめて。
知床財団の記念誌と聞いて、エトブン社のゆるい感じで大丈夫か?と
一瞬考えましたが、企画コンセプトを聞いて喜んで描かせてもらうことに。
この誌面のデザイナーはいつも「モリ・イク」誌で私のイラストを
楽しくデザインし、いっぷう変わったイキモノ記事に仕上げて
くれている檜山さん(woodyhouse designs)だな!と
お願いしました。
この三人のチームが面白く、何度か打合せしながら制作していきました
(ついつい脱線するおしゃべりも得した気分だった)。



と、ここまで盛り上げてますが、会員向けなため
なかなかお目にかかれる冊子ではありません。
この機会に知床旅行はいかがでしょう。フィールドセンターに
行けば、見られるかもしれません(わー、むせきにん)。
読めなかったとしても、目の前にとっておきの自然遺産がありますので
ご堪能ください。

とにかく相手はシレトコ。制作中はついつい肩に力が入りましたよ。
そのたびに鉛筆でいっぱいイキモノを散らばせて、
自分の線になるまでシカヒグマリスタヌキツネ…と描きました。
またこうして普及のお手伝いができるといいですね。
精進します。

あーーー、シレトコ行きたいわ。


2018年12月9日日曜日

ミミズクとフクロウ。


フクロウ科らしきものを散らばせたくなりました。
フクロウとミミズクの違いはなんだろうと
調べると、まあだいたい羽角があれば
ミミズク、ズクらしい。耳みたいなアレです
(彼らの耳は羽の中にあって、哺乳類のような
耳介は無く、穴だけ空いているように見える。
初めて見たときドキッとした)。
とはいえ、シマフクロウには羽角があるし、
アオバズクには無さそうだから
明確な違いはないのかも。
まあ今も昔もネーミングが世間を騒がすのだから
あまり気にしない方が平和なのか?


「フクロウとミミズク。」(部分)©︎エトブン社
十代の頃から樹々を見るとときどき、ものすごく細かい霧雨のような
何かが降り注ぐのが見えます。フィトンチッドか疲れ目か。
アレはフクロウたちにも見えているのか。


とはいえ、トウキョウトガリネズミのネーミングの由来は
気になって気になって。どうやら、エゾとエドを間違えただけ
というわかりやすい物語ではなさそうなんです。
この話はまた今度。

北海道だけでも10種くらいのフクロウが棲んでいます。
生息地で探すのは大変なので、図鑑と動物園で
違いを見てくださいな。
旭山動物園や釧路市動物園でコミミズクを見ると
個体差いろいろで同じ種類には見えないかも。顔が違う。
釧路のコミタンどうしてるかな。
フリーフライトは引退したそうだけど、
今度行った時、
どれがコミタンかわかるといいなあ。

2018年3月29日木曜日

おかげさまで7年間。ご愛読ありがとうございました!

7年間とかなり長い間ご愛読いただきましたイラストコラム
「列車に揺られて会いに行こう ほっかいどうイキモノート」は
ことし3月号にて最終回となりました。

最終回の三月号は子どもの頃から作品を観てきた
獣医の竹田津実先生を訪ねました。
主役の動物はキタキツネ。
見出しは「生き物を見つめて、見つめられて。」
もともと野生生物やそれらに関わる人の
お話を聞くのが大好きで、ライフワークとして描いている「イキモノート」。
まだまだ描きたいことはありますが、JR北海道の車内誌での連載は
ひと区切りつけさせてもらいました。
いやあ、おかげさまでいろいろな面白おかしい旅に
出かけましたよ。

はじまりは水族館の飼育員さん。登別のマリンパークでした。
最初なので実はお友達を頼って訪ねたんです。
そこからはじまって、水族館や動物園の飼育員さん、獣医さん、
博物館の学芸員さん、生き物の調査員さん、学校の先生、生徒さん、
いろいろな分野の専門家さんたち、写真家さん、漁師さんに猟師さん、
「肩書きは飲んだくれです」なんて笑う方、ラジオ局の方、
公務員のみなさん、地域の方々にお世話になって
お話を聞いて。生き物が主役のイキモノートなんですが、
この連載でいろいろな方と会ううちに
生き物よりも人間の方が面白いことも多々あり、
すっかりマニアなみなさんのお話を聞くのが大好きな
マニアのマニアとなりました。



快適な館内でお話を聞く取材もあれば、
筆者みずから体験する体当たりな旅も多かったです。
たいてい、ぐーたらな運動不足生活からの
旅に出て、森やら山やら海などで張りきり、
帰って来てから数日真っ白な灰と化し、
旅を反すうしながら描いて書く、
みたいなことを繰り返していました。
海外ドラマを20時間ぶっ通せと言われれば
じっと座っていられるインドア派であり、
好奇心のままに外に出かける旅好きでもある。
もっとほどほどだと、筋肉痛にならないのにね。

野生動物を見に行こうとは描いているものの、
そうそう実際に会えるものではありません。
そのかわり、専門家の案内で行く道筋や痕跡、
音や気温、安全対策や酔い止めまでが楽しくて、
生き物が登場しなくても毎度満足度は高かったです。
初めてのことも多く、道産子で乗馬したり
(取材の最後に「乗馬するなら走らなきゃ!」と
直線を走らされて絶叫)、支笏湖でダイビングしたり
(水温15度くらい。極寒。ダイバーの友人曰く「いいかい、
初めてのダイビングっていうのは暖かい海でキレイな
魚をみるもんだよ」)、慣れない登山にも何度か
(いつも遅いワタシを登山下山させてくれた
皆さまありがとう)。
ほぼ企画するのは自分で、その要望にあわせてアテンドして
いただくことが多かったですね。みなさん、
シロウトの思いつきを良い方向に誘導してくれ、
プラスアルファの興味深いお話を聞かせてくれました
(中には取材相手の方からオファーをいただくこともあり、
それも未知の世界が広がる良い体験でした)。

「夜の森の音を聞いてみたいんです」
というリクエストに応えてくれた自然ウォッチングセンターさんには
ほんと、今思い出しても、夜遅くまでお付き合いいただいて
ありがたかった。トラツグミの声が怖かった。
そう、暗闇はこわいものだった。


この7年間で好きになったことのひとつが
乗船でした。小さな昆布漁の船もあれば、荒波ざっぷんの
漁船、大きな遊覧船。2月の根室の海鳥クルーズは
極寒だけどまた行きたい。釧路沖で8時間甲板から
背びれを探したシャチ調査船にもまた乗りたい。
大小いろんな島にもまた渡りたい。
ほんと、毎度いろんな発見がありましたね。
ってか、連載終了後の今も相変わらず
ちょこちょこ出かけておりますが、描きたい出来事だらけです。
近所も遠くも面白い。

そうそう、旅と言えば、
道内各地はおいしくて。
じっさい、記事の中でも
エゾシカ、ゴッコ、ミズダコ、ホッケ、カニ、チョウザメ…
生き物であり食材である皆さんに登場して
いただきました。
おかげで連載当初の取材では
「似顔絵よりもほっそりしてますね」と
言われたこともあったのに、
どんどんイラストの筆者の丸めの姿に
近づき、イラストもさらに丸くなっていきました。
さすがにこれは丸すぎじゃない?と
女友達はやさしい。
最初は札幌発でガタンゴトン出かけていたのが、
のちに東京暮らしになり、まず最寄り空港まで飛んでから
ガタンゴトン生活に。そして昨年また
札幌に戻ってきました。
基本、移動はJRなどの公共交通機関。

山の水族館を出て2時間に一本のバスを逃した時は
ひとりで笑ったなあ。手を振ってバス追いかけたの
初めてかも。
でも時々は車も利用しました。野生動物に関わる人は
なかなか駅チカ物件にはいてくれませんから。
運転してくれた皆さんありがとう。本当に助かりました。
おかげで観光地はもちろん、あまり観光客が訪れない場所も
たくさん知ることもできました。
道北の駅で。

ほんと、おかげさまだらけの連載です。
毎号取材協力していただいた皆さん、
取材相手を紹介してくださった皆さん、
いろいろアドバイスしてくれた皆さん、
毎号遅筆な原稿を素早く仕上げてくれた
編集・制作の皆さん、JR誌づくりに関わる皆さん、
感想を送ってくれた愛読者の皆さん、
それほど愛読でもないけど読んでくれた皆さん、
本当にありがとうございます。

ものすごく遠回りして網走入りした釧網線。
「今月の自分みやげ」という小さなコーナーは取材相手のお薦めや
筆者のお気に入りが載ることが多かった。
この学芸員さんが考案してカタチになった
二枚貝の化石のキャラクター「いのせらたん」は
記憶にのこる自分みやげだったなあ。
もちろんこれからも北海道を中心に野生生物に
関わる取材を続けてイキモノートに記します。
彼らの魅力、生息域のこと、取り巻く環境、私たちとの関わり、
そして彼らを
じーーーっと見つめ続けている方々のことを
描けるといいなあ。
今年もいろいろ歩き回る予定ですので(ダイエットもかねて)
ピンと来ましたらどうぞご用命くださいな。

※イラスト内の文章は掲載されたものと異なる場合があるかもしれません。
 何度も誤字を発見してくれた編集さんにも大感謝。手描き文字の誤字ほど
 馬鹿丸出しな恥ずかしさはありません。


かさねがさね、本連載をいっしょに作ってくれた皆さん、
読んでくれた皆さん、どうもありがとうございます。

なんとか書籍化、目指したいですね。

2018年3月7日水曜日

3月10日、ボルネオと日本の人たちの暮らしに関わるゾウさんたちのお話があります。音楽や朗読もね。





ワタシも会員である北海道希少生物調査会では
毎年「マニアナバンサンカイ」と称して
生き物の専門家を招いてお勉強と晩餐会で
オシャベリを楽しむ会を催しております。

今年は趣向を変えまして、
◆朗読劇(小橋 亜樹・雅子・いくもまり・寺島淳一)
◆基 調 講 演 : 坂 東 元(旭山動物園園長)
◆対談:坂東 元×横塚 眞己人(写真家)
◆演奏:いくもまり(朗読)・THE 武 田 組
※敬称略
を昼と夜の二回に分けて公演と講演します。

詳しくはリンク先を見てほしいのだけど、
ボルネオとワタシたちの毎日の食生活が実は密接で、
それを知った上で暮らした方が何かと
良いのでは?(ワタシが要約しちゃうとこんくらい
ざっくりしてしまう)
のようなことをベースにして、
実際にボルネオとの架け橋として活動している
板東さんや横塚さんの講演や対談などの
貴重なお話も楽しめるイベントです。
どんな話なのか興味深いです。

まずはゾウさんが可愛らしいサイトをのぞいてくださいな。

彼らの声を聴けるのは僕らしかいない~いのちのバトン・ボルネオからの手紙~
Inspired by マニアナバンサンカイ

とき・ところ
2018.3.10土曜日
ターミナルプラザことにパトス

第1公演:開場13:30 開演14:00 終演16:30
第2公演:開場17:30 開演18:00 終演20:30

​おひとり様 ¥3,500(年齢不問)

主催:北海道希少生物調査会
共催:公益財団法人 北海道環境財団

お問い合わせ・お申し込みは以下アドレスか
公式サイトの申し込みフォームへ。


2017年7月21日金曜日

TWINブログに投稿しました。

TWINThe Women INature -shoot & eat-)


TWINの謝肉祭に参加した模様をリポートしました。
今読みかえしても食べたくなる…。
気になる方はこちらへ。
https://thewomeninnature.wordpress.com/%EF%BD%94%EF%BD%97%EF%BD%89%EF%BD%8E%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

そして、ハンターではないのですが、その周辺にいるものとして
TWIN会員になりましたよ。北海道在住になった時の
楽しみのひとつでした。

ツインって何?と思われた方はぜひリンク先をのぞいてみてくださいな。
https://thewomeninnature.wordpress.com/