2012年11月24日土曜日

電気柵。

エゾシカ(蝦夷鹿、Cervus nippon yesoensis



先日の阿寒旅の道中で撮影したものです。
オスジカたちの近くに白いヒモが柵のように建てられています。
これは電気柵。さわるとビリッときます。

このような電気柵はエゾシカの農業被害、林業被害に
役立つモノとして本当にあちこちで見かけますね。
電気じゃなくても道路や線路にシカが入らないように(事故対策)
建てている柵も合わせると地球を何周する長さなんだろうと
思うくらい北海道は柵だらけ。
建てられたってことは、その作業をした人がいるってこと。
いやほんと、すごい。
ものすごい手間ですよこれ。

前に円山動物園のエゾシカ舎で研究の一環で行われた
電柵張りをお手伝いしたんですが、
すごくせまい範囲なのにみんな汗だくの労働でした。
農家さんが張るにしても資金と労働、いろんな
体力が必要だなと眉間にシワ寄せちゃいますね。
ドモ○ルンリンクルください。



観察してたら、あれ?
柵のこっち側に入ってきてるじゃないかー!もー!!
抜け道があるようです。
まさか枯れ角だからって
柵のヒモ持ち上げてくぐってないでしょうね?
(枯れ角はもう血液通ってないから痛くない)
こんなことにはなっていないと信じたい。

ちなみに、
シカが電柵に触れると「バウッ!!」て犬みたいな
声出すんですよ。
驚くとこんな鳴き方するのか!と。
その声が小さく入っている電柵研究のときの動画も
あるんですが…
ビリッときて逃げるシカを見て「おおー!」と
感動中の自分の声がですね…
完全にドッキリカメラの仕掛け人のごとく
ひっかかるのを待ち望んでいる、
邪道非道外道っぽく聞こえるんでね、
差し控えます。
あ、飼育員さんもさわっちゃってビリって
なってたっけ。

電柵について詳しく知りたい方は
こちらが参考になると思います。






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