2011年4月18日月曜日

女風呂事件簿。<追記あり

オオセグロカモメ(大背黒鴎、Larus schistisagus




洞爺湖に行ってきました。上の写真はカモメではありません。
着いた日は風雨。波立つ湖がクール。
タクシーの運転手さんと観光地の窮状について
話していたら、
とっても切なくなったんだけど、
湖に着いたら、
なんだか力強く乗り越えてくれそうな
感じもしました。


夜は地元の野菜に感動。なんじゃこのトマトのおいしさは。
洞爺湖のポテンシャル、あなどれないです。
それでも週末なのに人はまばら。
お店はガラガラ。くーーーん。


翌朝、最上階の空中露天風呂へ。
湖も中島も刻々と色を移ろわせていきます。
露天から湖に向かってガラス張りの内風呂に入ると、
思いっきり外から
のぞいているヤツらがいます。
なんてハレンチな


カモメなんだ!
じーーーっと見てます。あきらかにこちらの動きを見ている。
「クエーー。アイツラ、水浴ビカ?
ナンデ羽ハエテナインダ?換羽??」
って、首かしげたりして。
大人と同じ大きさで、背黒になっていなく茶色っぽい
色合いの幼鳥までやってきました。マセガキめ。


のぞかれましたが、いいお湯でした。


あとからお話をうかがった、
湖底清掃活動をされている方曰く、
洞爺湖は日帰りせずにぜひ泊まってほしい、
夕暮れもいいけど、明け方は特に美しいと。
なっとくです。


立ち寄ったパン屋さんでは、早朝、パンを焼きながら
まっすぐ前にそびえる羊蹄山を眺めるそう。
陽があたり、ピンクに染まり、
湖面が鏡面のようにおだやかな日は
くっきりと羊蹄山が映るって。
そんなん、見たことない。
思えば今まで、温泉と観光施設しか見てこなかったのかも。


こんな話も聞きました。
さいきん、カラスのようにカモメが増えている。
なぜかコブハクチョウもやってきた。
これ、
要因のひとつに「餌付け」があるんだって。
遊覧船からカモメにエサあげる観光客がけっこういる。
海外の方も。
コブハクチョウにもあげるもんだから
ヒトとの距離も近くなる。
繁殖期の彼らはけっこう凶暴で、
エサをあげようとしたら指まで咬まれたとか。
そんな事故にもつながってたり。


ワタシが海外に行ったとき、そんなことしちゃってないかな?
と、ちょっとヒヤッと。
温泉街なのでうっかり忘れちゃうんだけど、
ここは支笏洞爺国立公園。
噴火後から自然が再生して作られた場所。
長年積み重ねてきた環境を、
訪れるヒトはちょっと意識してほしいもんだと、
しみじみ考えちゃった。もちろん、ワタクシも。


カモメといえば
この釧路の海岸を散歩していたときか、移動していたとき、
たしか「ゴメ」って言ってたような気がしたんだよね。
釧路のOさんの「自分語」なのかな?って
思ってたんだけど。


帰ってきてからこれらのカモメ写真を後輩B先輩に見せていたとき
「釧路のカモメ大きくなかったです?」
って言うのですよ。
うーん、大きいけど、札幌の街中を飛んでいるのも
けっこう大きいと思う……と言いかけたら
「地元の人ってゴメって言いません?」
え!
うん、言ってた!
あれって方言なの?
「わかりません」


私たちの会話はまあ、いつもこんなすれ違いなんだけど、
ゴメって呼ぶ人たちがいることはわかった。
方言というより浜言葉のよう。




そうそう、そのゴメたちが女風呂の前で
キエーキエーと鳴いていたとき
ヒステリックだな、あいかわらず」
なんて、チャプチャプしながら考えてたら、
ママといっしょの男の子が
「カモメが歌ってるね」
だって。


ああ、大人って。


ーーーーーー


ついき


「石狩挽歌の歌い出しが
♪ごめ〜が鳴くからニシンがくると〜♪だよ」との
メールをいただきました。ありがとー。情報うれしい。
あーそっか!聞いたことあるけど意識したことなかったわ。
おんぼろろろ〜、だよね。北原ミレイ。


と思って歌詞検索してみたら(作詞なかにし礼)
「海猫(ごめ)が鳴くから」
とある。
どうやら漁師町ではカモメ、ウミネコのたぐいを
ゴメと呼んでいるようですね。


石狩支庁に住んでるのに気づかなかった。
で、北原ミレイって美唄出身だっけ(三菱美唄記念館の取材で聞いたような)
って調べたら、牧村三枝子の間違いだった。
「み」しか合ってない。記憶っていい加減だわ。
でも、せっかく取材のことを思い出したので
http://www.pipaoi.jp/specialedition/eventmap/index.php
美唄のイラストルートマップ
ぜひごらんください。知的好奇心コースと
マガンに大感動コースは見てほしーの。


洞爺>釧路>石狩>美唄 道内各地の記事になりましたね。


 

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