2010年3月10日水曜日

美ら海追記とカスベな話。

ジンベエザメ(甚平鮫)Rhincodon typus)
オニイトマキエイ(鬼糸巻鱏、鬼糸巻鱝) Manta birostris
カスベ(糟倍、ガンギエイ科 Rajidae)




























(全部見るには画像をクリック)
 とまあ、前回絵をつけなかったので、美ら海水族館の目玉、
黒潮の海大水槽を描いてみました。
そして補足の説明をすこし。

美ら海でうれしいのは「美ら海観察ガイド」というA4サイズのカードが
水槽やコーナーごとに置いてあるところ。
これがなかなか立派でして。ナンバリングしてあって、
ついつい全部集めて歩きたくなります。

前回行ったときと同じナンバーのを持って帰ってきちゃったんだけど、
見比べると刷新されてました。(予算があるんだねえ)
あ!って思ったのが「水辺の生き物」の号。
クロヨシノボリとコンジンテナガエビがいなくなって、
代わりに
外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメね)と
モザンビークティラピアが紹介されてる。

というわけで前回のいいかげんな記事をこの観察ガイドを
先生にして補います。
あと、北海道のエイの絵とお話も少しね。

つづきはコチラの「もっと読む」からどーぞ。

まずはイラストの上の方から、
スギモトアヤエイと紹介したヒョウ柄のエイだけど、
ヒョウモンオトメエイと言います。
オトメなのでアヤ様とそこまでかけ離れていない?
みごとなヒョウ柄。
同じヒョウ柄仲間のヒョウザメと比べると、
サメの方はもうハンテンザメとかに改名した方が
いいんじゃないか?と思うくらいヒョウな
エイです。

次はジンベエさん。
全長14mだって。世界最大種の魚類ですって。
ちなみに世界最大の動物はシロナガスクジラで34mくらい
って、ジンベエザメの2倍以上…。
ドキドキします。
ジャイアント馬場の15倍……って、もういいですか。
初めて飼育に成功したのは美ら海。
3尾もいます。

んで、ポニョのお父さんにそっくりな
鼻…というか吻先自慢なのがマダラトビエイ。
英名にEagleが入ってる。たしかにワシ鼻。
大きいわりにプランクトンを食べるジンベエやマンタと
違い、海底の貝類や甲殻類をバリバリと
食べているようです。

最後がマンタ。オニイトマキエイ。
ダイバーが会いたいエイですね。体幅6m以上。
やはり二つのヒレ(頭鰭とうき)をねじったりして
方向転換したり、のばしてエサを口に流し込んでいるそう。
あのビレビレと握手してみたいものです。
(うっかり吸い込まれるな、きっと)

最後に美ら海にはたぶんいなかった(いたらゴメンナサイ)、
北海道では食卓で見かけるエイ、
カスベ。
カスベとは地域での呼び名。本名はガンギエイ。

おなか側から見るとこんな感じ。目と口がかわいい。
と、思ったら、
これは目じゃないんです。鼻でした。

せなか側にほら、ちゃんと目があります。
本物の目も、なかなかツブラでかわいらしい。



本州だと干してあぶったエイヒレの方が有名でしょーか?
北海道ではヒレの切り身がピンクのキレイな生状態で
売られています。
それを煮付けたり、煮こごりに。
ぷるるん。


「えええ、今晩かすべの煮付け〜」と、子供のころは苦手でした。

だって、身がついてないんだもん!

それがね、オトナになるとナンコツのコリコリが
おいしいんですよ。
オトナばんざーい。

いやあしかし、シングル友人女子宅で
カスベの煮付けを出されたときは
「やるな」
とソンケーしましたよ。
これをデート相手じゃなく、ワタシに出しちゃう
あたりが彼女の独身たる理由でしょうか?

エイ。
アカエイとかいくつかの種には毒針があります。
クロコダイルハンターだって殺しちゃうくらいの
毒です。
ある意味、
ねらい目男子にカスベの煮こごりを出しちゃえる
素敵女子にも毒がありますよ。
ご注意ください(やっかみ)。


ぜんぜん月曜更新じゃないなあ。ま、良しとしよう。
ねんねん、いろんなことが良しとされていきます。

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