2010年4月12日月曜日

月刊カラスニュース2(ファイト編)

ハシブトガラス(嘴太烏 Corvus macrorhynchos)、
ハシボソガラス(嘴細烏 Corvus corone)

家でも事務所でもカラスに囲まれた生活をしております。
黄色いゴミ袋はカラスに見えづらいということで普及してますが、
もう学習しちゃってるような気がしてます。

ところで今、恋するカラスたちは巣作りの季節。
うちの横に流れる(わりと干上がる)ツマラナイ川(仮名)では、
護岸された川べりの木に(ハルニレかなあ?)カラスが巣を
作って暮らしはじめました。
そしてすぐ側の松の木の中にも
どうやら巣を作ってるカラス夫妻がいるらしい。
なぜ山はすぐそこなのに、こんな住宅街に…。
と思うのですが、ハルニレの方は葉がなくて良く見えるので
行きし帰りしに眺めています。
なんか、つがいでいるところは見ないのだけどね。
しかも夜は近くの別の木で一羽休んでいる。
なんなんだろう? シングルマザー?

また動きがあればお知らせします。

さて、前置き長いですが、
先月末だったかな?円山動物園にご協力いただいたお仕事の
印刷物を届けに(というか動物を見に)園に行ったですよ。
そしたらですよ。
カラスが頭すれすれをビューンとかすめやがった!
「後ろからとはヒキョーな!」
ふだんカラスにはバカにされないよう対応してるので
こんな屈辱は初めてです(彼らは野生動物というより
ライバルなので。なんの?)。

怒りのドラゴンとなったワタシは、側にいた後輩B先輩に
今度カラスの輩が攻撃してきたときの戦い方を
レクチャーしました。
以下、その模様をHOW TO イラストでご紹介しよう。

(あ、ええと、あいかわらずのヒドイ走り描きだったので
あわてて色だけ付けてみましたが、
ヒドイです。でも仕事ではちゃんと描いているのでご安心を。
あれですね、プロのモデルだって家ではスッピン眉なし、
みたいな感じです)












さて、向かってきたら?
続きは「もっと読む」でどーぞー。

seibutwitter * オランウータンを勝手に心配

雑談です。
ええと、北海道の野生動物ではないのですが、
毎日ブログをチェックしてはドキドキしています。

円山動物園のオランウータン、レンボーのおなかがパンパンで、
ああいつ産まれるのだろう、痛くないのか、つらくないのか、
そもそも無事なのか、と遠いイトコくらいの気持ちで見ています。
ああ、エコーかけるわけにいかんだろうし、なあ。

なかなか動物園に行けないので、ブログで写真アップしてくれるの
とても市民思いだと思う、吉田飼育員さんありがとう。

ええと、今お仕事中なので、月刊カラスニュース ファイト編はのちほど!

イラストはオランではなく、ニホンザルです。
北海道にはいません。ブラキストン線越えてません。

2010年4月6日火曜日

月刊カラスニュース 1(窓ガラス編)

ハシブトガラス(嘴太烏 Corvus macrorhynchos)、
ハシボソガラス(嘴細烏 Corvus corone)

今回は二部構成でお届けします。

こないだのトビの記事でとてもいいかげんな走り描きを
したところ、後輩B先輩から
「あれはヒドすぎます」
と、ご指摘があったのですが、
今日の走り描きは

あんなもんじゃないくらいヒドイです。

でもまったく描き直す気が起きないので、そのままGO。
イラストレーターとして、これを載せて良いのか?
というレベルに挑戦です。

日々いちばん遭遇する野生動物がカラスです。
写真のように事務所の窓の横電柱にも日参してきます。
名付けて「マドガラス」。

マドガラスたちが忙しいのは燃えるゴミの日。
お気に入りを引き出してはちょっと離れたところや
電柱の上でつつきます。









でも、ティッシュはやめておいた方がいいと
思うんだけど。

もちろん、ヒトだってランチには食事をします。窓辺で。

で、目の前うんこ。うん、嫌じゃないけど。
なんとも微妙な思い。

あと、写真の電線にかかっている黒いカバーの中に
何やら隠しているマドガラスたち。
赤い肉を出して食べているときは「負けた感」が
漂いました。

以前のカラス記事で








てゆーのを載せまして、それを見たナカイさん友人S氏から
「磨かないとクチバシが伸びてしまうという説があるよ」
という話を聞きました。
ナカイさんづてで。コメントしてくれてもいいのに〜)
そんなゲッ歯目みたいなことがあるんかいな?と
確認とれずにおりましたところ、
先日、









こんなマドガラスが!
カクジツに、のびてました。
実に不便そうでした。
これはやはり真相をつきとめたい案件であります。

カラスニュースはマドガラスだけじゃなく、実家周辺でもありました。

先日、市内の実家にひさびさ帰り、茶の間で
のんびりパラサイトしていたところ

部屋のど真ん中にある使われてないペチカ部分から突然!
「カアカアカアカア」
と、ハシブトの声が。
(区別つけづらい時もあるそうだけど、ハシブトの声の方が
澄んでいます。酒焼け気味なのはハシボソ)

ドキィ!で、ビクゥ!!ですよ。
黒猫を飼いたがっている母がついに黒ガラスを
飼い始めたのかと思ったわ。

真相は、
最近ね、煙突にとまってるカラスが鳴くのよ〜(母談)とのこと。









嫌がらせなのか、響きを楽しんでいるのか、
煙突に向かって鳴いているのでは
ないだろうか?
茶の間でカラスどっきり!は
翌日も続きました。












で、庭を見ると、父自慢の冬囲いのムシロをつつくカラスが。
いつも何かかくしていくのよ〜(母談)。
最近はりきって冬囲いを取り始めている父が、
なんとも微妙な思いをする日は
近いのかもしれません。

ちなみに今日のイラストはすべて地下鉄車内で
走り描いていたのですが、
右に座ってた奥様がずっとのぞきこんで
いたの、
気づいてましたわよ、奥様。

では次回、「カラスファイト編」へつづく!!